今日の映画#4「BLACK MOON」1975年

今日の映画#4「BLACK MOON」1975年

今日の映画、第4回目の今回は「死刑台のエレベーター」などが代表作のルイ・マル監督の作品「ブラックムーン」です。とてもシュールな映画であまり言葉で説明するような映画ではないのですが、心地よいカオスな映画です。


私がこの映画に出会ったのは中学生の頃、実家にケーブルテレビが入って、今にようにNetflixやU-NEXTみたいな便利な配信サービスがない中、海外の映画やドラマ、ドキュメンタリーを24時間ずっと放送しているチャンネルが100チャンネル以上見れるようになった時に、たまたま放送していたのがきっかけです。


初めてこのようなジャンルの映画に遭遇して衝撃を覚えました。


見慣れている邦画やハリウッドの映画のように、あらすじという概念が無いのです。


夢で観るような現実味がまったくない不思議な映像がずっと続くだけでも、映画って成立するのか。とアートの世界の扉を初めて開いて、大人の世界への理解を始めたような気分になりました。


男女間で起きている戦争の地に巻き込まれ、喋る花が地面に咲き乱れ、話すネズミがいて、ユニコーンがそこにいる。


観る側がどう感じるか。感じ方は十人十色で、そこに正解も不正解もない。

不思議な映画です。


1975年の映画でDVDしか販売していないようですが、興味のある方はAmazonで中古販売しているようなので探してみてはいかがでしょうか。

 

知る人ぞ知る、謎多き映画で、知っていたら誰かに話したくなる変な魅力に溢れています。

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