今日のプレイリスト#20「Phill Harris(フィリップ・ハリス)」

今日のプレイリスト#20「Phill Harris(フィリップ・ハリス)」

一人旅やソロキャンプに向かうとき、帰って来るときに聴きたい楽曲をセレクトする今日のプレイリスト。20回目の今回は「Phill Harris(フィリップ・ハリス)です。


下北沢で行きつけにしているレコード屋さん「フラッシュ・ディスク・ランチ」で購入しました。


このお店は、私が世田谷に住み始めて間もないころからずっと通っているレコード屋で、お店がある限り有効なポイントカードは、50スタンプ貯まると15,000円以下のレコードを何枚買っても半額というやばいシステムが人気のお店です。


伝説の生涯


ウォンガ・フィリップ・ハリス(1904年6月24日 - 1995年8月11日)は、アメリカのエンターテインメント業界において多岐にわたる才能を発揮しました。彼は俳優、コメディアン、歌手、ソングライターとして活躍し、特にラジオシチュエーションコメディのパイオニアとして知られています。ハリスはまた、アニメーション映画での声優としても成功を収め、「ジャングル・ブック」のバルー、「おしゃれキャット」のトーマス・オマリー、そして「ロビンフッド」のリトル・ジョンなど、親しまれるキャラクターを多数演じました。

 

音楽と初期のキャリア

 

ハリスの生涯は、インディアナ州リントンで始まりましたが、彼はテネシー州ナッシュビルで育ちました。彼の音楽への情熱は若い頃から明らかで、サーカスのバンドでドラマーとしてのキャリアをスタートさせたのです。その後、サンフランシスコでプロのミュージシャンとしての地位を確立し、1920年代には自身のオーケストラを結成しました。彼の楽団はロサンゼルスで活動を展開し、スウィングジャズの録音で名を馳せました。

 

映画とラジオでの功績

 

1930年代に入ると、ハリスの才能は映画業界にも注目され、「So This Is Harris!」でアカデミー短編映画賞を受賞しました。彼はその後も「Melody Cruise」や「I Love a Bandleader」など、数々の映画に出演し、彼の多様な才能を見せつけました。しかし、彼の最も記憶に残る功績の一つは、ラジオでの活動かもしれません。彼は「ザ・フィッチ・バンドワゴン」およびその後の「ザ・フィル・ハリス-アリス・フェイ・ショー」で、妻アリス・フェイと共に、愛される夫婦のキャラクターを演じました。このショーは彼らのケミストリーとハリスのユーモアが反映されたもので、多くのリスナーに愛されました。

 

影響とレガシー

 

ハリスの音楽とエンターテインメントへの貢献は、彼のラジオ番組だけに留まりませんでした。彼は1950年に「ザ・シング」というノベルティソングで大ヒットを記録し、その後もアニメーション映画で重要な声優として活躍し続けました。特に彼のバルーとしてのパフォーマンスは、多くの視聴者に愛され、その魅力的なキャラクターで多大な影響を与えました。

 

プライベートでは、ハリスはアリス・フェイと共に長く幸福な結婚生活を送り、二人の間には二人の娘がいます。彼はカリフォルニア州パームスプリングスで地域社会にも積極的に貢献しました。彼の死後、彼の遺産は彼の故郷であるインディアナ州リントンに多大な影響を与え、多くの学生に奨学金を提供し続けています。

 

ウォンガ・フィリップ・ハリスの物語は、彼の音楽、映画、ラジオでの業績を通じて、アメリカ文化に不可欠な役割を果たした一人の芸術家の肖像です。彼の多面的なキャリアは、今日でも多くのエンターテイナーにインスピレーションを与えています。彼の足跡は、彼が遺した作品と共に、後世に語り継がれることでしょう。

WAITER-Uではキャンプのみならず、音楽、本、映画もセレクトしています。

Spotifyでプレイリストも作ってますので、よかったらキャンプに行く車の中ででも聴いてみてください。


 

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